32.33.34 GT-R OWNER
32.33.34GT-Rオーナーの方へ
R35GT-Rが世の中へ産声を上げた2007年頃から、純正部品流用というチューニングが流行り始めました。純正パーツもクオリティが向上し、高性能、安価、壊れにくいというトリプルメリットが理由です。
たとえば、昔のZ32エアフロと現在のR35 GT-Rエアフロとでは、性能は比べものにならないほどになっています。また、Z32エアフロに、740ccインジェクター+スポーツ触媒では、排ガス検査CO.HC共に不合格となってしまいますが、R35GT-Rエアフロでセッティングするとより細かいセッティングが出来ることにより、9番プラグを付けたままでも合格となります。
これは、吸入空気量をより的確に把握し排ガスを少なく燃焼できている証明です。当然、加速時でも稀薄燃焼が出来ていることにより、燃費・レスポンス共に向上します。
さらに、インジェクターもR35GT-R純正に変更したらどうなるか?
R35GT-Rインジェクターは、ご存じのとおり12ホールという数の穴からガソリンを噴射します。これがインジェクターの機能である霧化する性能が高く、エアフロ同様に燃費・レスポンス向上に役立ちます。もちろんパワーもガソリンの吐出量が従来より少ない量でパワーを引き出せます。
R35GT-RエアフロとR35GT-Rインジェクターの流用で32,33,34 GT-Rのコンピューターセッティングを行うことにより、RB26DETTエンジン特有の低回転のもたつきが無くなり、2000回転からスムーズに加速します。高速道路で追い越しでのキックダウンも必要なくなるという、驚きのレスポンスを得られます。
ここまでくると、更なる流用が出来るのでは?と思い、次に注目したのが、R35GT-Rイグニッションコイル。
32,33,34 GT-Rのイグニッションコイルは壊れやすく、消耗品のように使ってきました。
調べてみるとやはりR35GT-Rイグニッションコイルは違っていたようです。
V型エンジンとなったR35 GT-Rは、上部にサージタンクが付く位置にイグニッションコイルが配置されているので、熱害はRBに比べ格段に向上しているようです。しかも、レースで使用していてもノントラブルという噂も。
それであれば、なおさら使って損は無い?と思ったのですが・・・ところがどうやっても加工しないと取り付けできない事が判明・・・
そんな悩んでいるところに良い情報が!
広島県廿日市地御前にあるカーショップRIOの大西さんが取り付けキットなるものを作ってしまったとの噂が。
大西さんとは、今やスーパーターの谷口信輝選手が東京へ出てきたころ、谷口信輝選手が広島時代にお世話になっていたと言う繋がりで、ヤシオファクトリーとは17年くらいお付き合いして、お互いにコンピューターセッティングのことで情報交換している仲なのです。
その取り付けキットでイグニッションコイルまで付けてしまったら、もはや昔の車になってしまったRBエンジンがR35 GT-Rのようにとはいかないまでも、激変してしまうとは間違いないです。
長く大切に乗っていきたい名車を現代風に快適に乗れるチューニング、興味がある方は是非お気軽にお問い合わせください。